■こんな息切れに注意!
肺の病気のなかでも、特に注意したいのは、慢性的に進行する「COPD」と「肺がん」です。
COPDとは、これまで「慢性気管支炎」や「肺気しゅ」と呼ばれていた病気や、こうした病気になる以前の「肺胞や気管支に炎症が起きている状態」の総称です。進行すると、呼吸困難から呼吸不全や心不全を起こすこともあるので、早めの検査、治療が必要です。
COPDは、軽い息切れから始まるので、これを見逃さないことが大切です。息切れの程度は、5段階に分けられます。「2度」以上になると、肺の異常が関係していることが考えられるので、受診して肺機能の検査を受けることをお勧めします。
■簡単検査で病気を発見
息切れで受診すると、まず、「スパイロメーター」という検査機器を使った肺機能検査を行います。口にくわえて、息を吸ったり吐いたりするだけの簡単な検査です。結果はその場でグラフに表示され、健康かどうかが判定されます。
肺機能検査でCOPDが疑われる場合は、さらに、胸部エックス線検査やCT検査などの画像検査で、確定診断が行われます。
■ここまで進んだ画像診断
肺がんを早期に発見するためには、定期的に検査を受けることが重要です。一般によく行われるのは、「胸部エックス線検査」や「喀痰(かくたん)細胞診検査」ですが、小さながんの発見は、なかなか難しいという問題がありました。
しかし、肺の様子を"輪切り状"に映し出す「CT検査」の進歩により、エックス線検査では映らない小さながんの発見も可能になってきました。また、最近では、さらに精密な検査ができる「ヘリカルCT検査」を行う医療機関も増えてきています。
たばこを吸う人は、まめな検診をおすすめします。